ジオボードは図形や絵、文字のバランスが整う知育玩具

手作り知育玩具

お子さんで「三角と四角の区別がつかない」「何を描いた絵か分からない」「文字の書き間違いが多い」「図形の問題でつまずく」など感じたことはありませんか?

もしかすると視覚イメージや空間認知などが苦手で、図形や文字を正しく見れていないのかもしれません。その状態では絵や文字をマネすることは難しいです。

ジオボードには視覚イメージや空間認知を向上し、図形の理解や文字のバランスが整う効果があります。

しかし市販のジオボードはちょっと高額だと思ったので、手作りしました。簡単に出来ますので、手軽に始められます。

【材料】ボード・ダボ・輪ゴムの3種類のみ

  • パンチングボードA4(セリア)110円×1
  • 木製ダボ40P(セリア)110円×2
  • 5カラーゴムバンド(ダイソー)110円×1
  • A4Lソフトビニールケース(セリア)×1※収納する場合
ジオボード材料

【作り方】パンチングボードにダボを差すだけ

  1. ダボの半分まで差し込む。

ダボの長さは4cmなので、パンチングボードを横から見て、ダボの半分の位置にパンチングボードがくるように、2cmほど差していきます。

差し込みが硬いものは、ハンマーで叩きます。

2. 長さを調整

差し込み過ぎたら裏から叩いて調整します。

3. 1と2を繰り返す

パンチングボードは8×11の88箇所の穴があります。ダボは2つで80本なので、8本足りません。なので中間を空けて、2分割にしました。

ジオボード完成80ピン

ダボが多すぎるなら穴を1つ飛ばしても良いです。

【補足】

裏に突き抜けない方法も試しましたが、ダボが長すぎて輪ゴムが掛けにくかったのと、輪ゴムを掛けた際にダボ倒れてしまいました。

ボンドやグルーガンなどでしっかり固定せずにダボの安定性を向上するために、ダボの半分まで差すことにしました。

また1袋に1、2本は短いダボもありました。長さを揃えたい場合や全ての穴を埋めたい場合は、木製ダボを1袋追加してください。

輪ゴムは1つ1つの輪ゴムがどのように掛かっているか分かりやすくする為に、色付きにしました。

【使い方】見本をマネしたり、自由な形を作る

見本をマネする。

基本的な目線の動きは左から右、上から下なので、パンチングボードを横向きに使うなら左に見本、縦向きに使うなら、上に見本を作ります。

自由な形を作る

お子さんが自由に形を作ってください。

オリジナル迷路

ビー玉を使います。輪ゴムを掛ける高さは、ビー玉の半分くいらです。高さが高いと、ビー玉が輪ゴムの下をくぐります。高さが低いと、ビー玉が輪ゴムを越えてしまいます。

  1. 周りの壁を作ります。
  2. スタートとゴールを作ります。目立つ色の輪ゴムが良いです。
  3. ルートを考えながら内側に壁を作っていきます。
オリジナル迷路

【注意事項】輪ゴムを掛けるダボの目安は4~5本

輪ゴムはダボ4~5本が掛けやすいです。

4本以下だと輪ゴムがピンと張りません。

5本以上だと輪ゴムを掛ける際の力が強くなるので、小さいお子さんには難しいかもしれません。またパチンと輪ゴムが外れたときの力も強くなるので、お子さんが痛がるかもしれません。

ジオボード作品例

自由に図形や文字を作ってください。

直線

四角形

三角形

ちょうちょ

おうち

クリスマスツリー

星と車

ロケット

【ジオボードの効果】視覚イメージや空間認知を向上させる

視覚イメージ力の向上

ジオボードは、形態や空間をイメージする力の発達を促すのに効果的な知育玩具です。視覚イメージ力が高まることで、図形の区別ができるようになります。

空間認識能力の向上

ジオボードを使用することで、空間認識といった「さんすう」的な力を伸ばすことができます。

図形理解の促進

輪ゴムをかけて図形を作成することで、図形や位置の理解を深めることができます。

巧緻性の向上

ジオボードは指先の巧緻性(こうちせい)を養うのにも役立ちます。

学習障害への支援

形態や空間の把握、イメージが苦手な児童に対して、ジオボードは効果的な支援知育玩具となります。

幅広い年齢層での活用

2歳児から小学生まで幅広く活用できる知育玩具です。

※効果の詳細はコチラが参考になります。発達障がい児への視知覚・視機能訓練~ジオボードを活用した青空の取り組み~

【他の商品との違い】 本格的に取り組むならくもん、試すならダイソー

くもん出版「わごむパターンボード」

ピン数は19本と81本の2種類あり、ピン上部は樹脂で覆われ、輪ゴムが抜けにくくなっています。

ボードサイズは約15cmの四角形です。

見本パターンは19ピンと81ピンで各30問の計60パターンあります。

パターンを下に差し込めるので、ピンの位置を覚えずに輪ゴムが掛けられます。

輪ゴムは6色で大・中・小の3サイズがありますが、サイズの使い分けがちょっと難しいです。

さすが「くもん様」ですが、定価は4400円です。Amazonでは2700円前後になっていますが、手作りと比べても2000円以上も差があります。(2024年7月現在)

ダイソー「ジオボード」

ボードは方眼と円の両面使えるので、良いですね。

ピン数は方眼49ピン、円形29ピンですが、ピンが短くて輪ゴムが外れやすく、掛けにくいです。

思うように出来ないので、お子さんがイライラするかもしれません。

見本は24パターンありますが、ちょっと小さくて輪ゴムの重なりが分かりづらいです。

輪ゴムは5色で大小2サイズ。

※ネットショップでは取り扱いがありませんので、在庫限りだと思います(2024年7月現在)。

手作りジオボード

ボードサイズはA4で大きめですが、両面広々と使えます。

輪ゴムは5色1サイズでサイズに迷うことはありません。大量にあるので失くしても大丈夫です。

ピンは80ピン(1つおきなら24ピン)で、長さが2cmで輪ゴムも抜けにくいです。

【まとめ】ダイソーから手作りジオボードそして、くもんへ

始めはダイソー「ジオボード」でも良いですが、在庫がなかったり、お子さんがイライラする場合は、手作りジオボードを作ってみてはいかがでしょうか。

そこから本格的に取り組みたいのであれば、くもんの「わごむパターンボード」がおすすめです。

手作りジオボードの良かった点や改善点などがありましたら、お気軽にコメントください。今後の知育玩具制作に活かしていきます。

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